生活が苦しい、自宅に住み続けるべきか

やぎ
やぎ

親と二人暮らしで、親の介護をしていました。その間、仕事はしていませんでした。昨年親が亡くなりました。親の財産はなく、家と土地だけで現金は少ないです。親の死後、仕事を探していますが、年齢のこともあり仕事が見つかりません。少ない蓄えで日々の暮らしをしています。家も古くなり修繕とかも必要になってきています。年金まではあと2年。家と土地を処分してアパートに移るか、このまま自宅に住み続けるか、どちらがよいのか悩んでいます。

仕事はどうするのか?不安も大きいですね。今後はご自身の生活に焦点をあてていきましょう。
まずは、現状を認識して、不安の中身を明確にしていきます。キャッシュフロー表に記入をしていき、生活をしていくためにいくら必要か把握をします。

キャッシュフロー表の例です。

あくまで仮定の表です。ご自身の家計の内容と比べて検討してください。

 

表の前提条件は次の通りです。

①1年後に自宅を売却1,000万円で売れる。経費200万円
②年金受取80万円/年間と設定

③収入を月5万円、68歳まで働く
④生活費は節約して7万円/月

⑤家賃4万円/月 設定

① 収入を増やすことが必要です。

 

相談者の場合、年金は2年後に年間から受けとることができます。年間にいくら受け取るのかを調べましょう。また、年金型の生命保険など受け取ることができるものの有無も調べましょう。生活するためにいくら必要なのかを計算して、不足分は正社員に限らずパート、アルバイトも視野に入れて、収入を得る方法を模索しましょう。貯金が底をつく前に対策が必要です。

② 土地と建物を処分するか?賃貸に住むか?

 

持ち家と賃貸では、固定費のかかり方が違ってきます。持ち家は固定資産税、修繕費など固定費がかかります。一方、賃貸は家賃を払い続けなくてはなりません。貯金が少ない今の状態を考えると、売却先が見つかる物件でしたら、売却をお勧めします。譲渡益が貯金になり、生活費にあてることができます。気になるのは、他に相続人はいませんか?いるのでしたら、話合いが必要になってきます。相続登記をしていないと持ち家の売却できないからです。相続に関しても判断が必要になってきます。

③ ご自身の将来に目を向けましょう!

 

今後は、老後に向けて、例えば病気やケガをした場合、介護が必要になった場合、認知症になった場合、等に対処できる知識を身につけること、必要なお金も用意することが大切です。何かあった時に頼れるセーフティネットや公的な相談窓口の存在も調べておきましょう。

やぎ
やぎ

ひえ~。

それでも、17年後の80歳の時に、貯蓄が尽きてしまうんですね?

しっかりと対策を立てないといけないですね。